前回記事ではシェルリード線の接続間違いを確認・修正しましたがその作業の中でシェルとトーンアームのジョイント部分がぐらつくというか、回転して針が垂直になったり斜めになるかの方向に動いてしまう状態に気づいていました。
なので木製から金属製のシェルに変更してみたい、あとはどれだけ効果が有るかは疑問でしたが、コスト的には数千円~1万円程度で済むリード線を交換して見る事にしました。
購入したのは、
シェル:ortoFon LH4000
リード線:ortoFon LW-6N(銀線の9,000円位のもう一つ上の物と迷いました)
にしてみました
前回記事でも書きましたが、かなりキズが一杯付けてしまっています。
ortoFon LH4000
付属の線でも音質は変わるのかも気になるところですが、お店の人に聞くと別売りのリード線(ortoFon の一番安い物でも)の方がグレードが高いですとのこと、接続も大変ですので使用せずに外します。
リード線、結構太さが有りますね。
接続作業開始です
まずはシェル側の端子にそれぞれの線を接続、黒い方と色付きの方で端子の大きさも違いました。結構キツイです、被覆にキズが付くほど強くラジペンで挟んで差し込む必要が有ります。
まずはカートリッジを仮でシェルに付けます
全ての線がトーンアーム側とカートリッジ側で交差する羽目になっており、極力リード線同士が触れない・離す取り回しを模索
何とか接続し、針のオーバーヘッドも大丈夫そう(そんなにシビアには調整してません)な程度とし、固定します。
一応外周、中間辺りの角度をチェック。
ほんの少しズレてはいますが許容範囲とかと。
針圧も問題ない
さて、緊張しながら愛聴盤のザ・スクエアなど聞きましたが、再生開始の瞬間からこれまでの音と全く違いよりJBLらしい前に迫ってくる音に変わります。
慣れてくるまでは、音を体に浴びるような感覚を得られました。
正直、これほど大きな変化が発生するとは思っていませんでした。
シェルとリード線を同時に替えたのでどちらがどの効果を出しているか、確定ではありませんが以下の変化と思っています。
シェル: 音が全体的にカチッとシャープになったのはシェルの影響と感じています(前が木製でしたので材質の変化からの推測)
リード線: 音が迫って来るようになり、迫力が増したのはリード線の効果と推測してます
しかし、リード線てせいぜい3cm程度の長さ、
かたや、針からリード線 ~ トーンアーム内からターンテーブル出力端子 ~ フォノイコ入力端子 の総延長は2メートル
数ミリボルトの微弱な電気信号で伝達する長い区間のウチの僅か3センチメートル
を替えるにすぎない訳で、人下の耳に変化を感じるほどに変わることにイマイチ
腑に落ちなかったのも正直なところです。
フォノケーブルをSCX-5000、ラインケーブルを1980にアップグレードした時よりも効果は大きかったと思います
※これらの下地が無いとここまで向上せずボトルネックに引っかかっていたカモ、という気もしてますが、特定更新箇所だけの効果確認の為に戻してというのも無いですし。
今回はこの辺で!!
それでは!!!